ワンワールドの世界一周航空券(ビジネスクラス)で世界一周を体験

雑記

1. 新婚旅行として世界一周旅行にいくことに

8年ほども前の話になりますが、ワンワールドの世界一周航空券を使って、2週間掛けて世界一周旅行をしたので、いまさらながら思い出して記録として残しておきたいと思います。

当時、結婚してから少し時間は経っていましたが、まだ新婚旅行には行っていなかったので、新婚旅行という位置づけでいくことに。

結婚式は家族だけで執り行い総額30万円程度に収まったこともあり、新婚旅行はお金に糸目をつけずに豪華に行うこととしました。

そこで目を付けたのが、ワンワールドの世界一周航空券。 

以前からその存在は知っていたものの、この機に詳細を調べてみると非常にお得な航空券であることがわかり、これを利用して世界一周を計画することとしました。

2. ワンワールドの世界一周航空券の運賃

利用する大陸数と搭乗クラスによって運賃が決まり、16本までは何本乗ってもその運賃で搭乗できるという航空券です。

西回り、もしくは東回りしかできない(つまり戻れない)とか、いくつか条件はありますが、あまりに複雑怪奇だったり不便なルールは特にありません。

肝心の運賃が、公式サイトですぐに確認できるような仕様になっていないのがちょっとイケていないのですが、以下のようになっています

エコノミービジネスファースト
3大陸335,000円656,300円1,003,300円
4大陸354,600円780,400円1,182,500円
5大陸418,800円895,200円1,370,200円
6大陸485,000円978,200円1,495,100円
ワンワールド世界一周運賃

どうでしょうか? 実際にはこれに加えて各種税金等が掛かりますが、それにしてもものすごく安くないですか??

最近では飛行機運賃も随分と高くなり、例えばビジネスクラスでアメリカやヨーロッパを1往復するだけで100万円を超えることもざらにありますが、それが16本まで乗れてこの価格です。

一本当たり、数万円でビジネスクラスに乗れる計算になります。

そしてもちろん、搭乗マイルも貯まるし、FLYONポイントも貯まります。
それに、ビジネスクラスを利用するので、各空港でラウンジも使えます。

この価格だし、新婚旅行だし、嫁にもいい体験をしてほしいし、私の中では調べた直後からビジネスクラス一択でした。

※ファーストクラスという選択肢もありましたが、ファーストクラスの設定がない路線があるのと、あとはさすがにファーストクラスは、庶民の自分は気疲れしそうというのがあり、ビジネスクラスにしました。

3. ルートの決定

さて、搭乗クラスを決めたので、次はルート(行先、行く順番、行き方)の決定です

  • (こんな機会でもないと行く機会がなさそうな)南米かアフリカは入れたい
  • マチュピチュとイースター島に行ってみたい
  • ニューヨークは外せない
  • ヨーロッパは、食事がおいしそうなイタリア、スペイン

などを検討した結果、以下のルールに決定しました。

※なお、(イースター島に行く際に利用する) LATAM航空は、私が利用した際はワンワールドに加盟していたのですが、その後、2020年に残念ながら脱退してしまいました。

決定したルート

  1. 東京 → ロンドン(JAL) (乗り継ぎのみ)
  2. ロンドン → ローマ (British Airways)
  3. ローマ → マドリッド (British Airways)
  4. マドリッド → サンチアゴ (イベリア航空)(乗り継ぎのみ)
  5. サンチアゴ → イースター島 (LATAM航空)
  6. イースター島 → サンチアゴ (LATAM航空)
  7. サンチアゴ → リマ (LATAM航空)
  8. リマ → クスコ (LATAM航空)
  9. クスコ → リマ (LATAM航空)
  10. リマ → ニューヨーク (アメリカン航空)
  11. ニューヨーク → トロント (アメリカン航空)
  12. トロント → シカゴ (アメリカン航空)
  13. シカゴ → 東京 (JAL)

13本なので、あと3本追加できるけど、取れた休みが2週間だったこともありこの行程が限界でした。

行きたい地点にワンワールドの路線が運航されているか、各フライトの出発/到着時間などは公式サイトの中から確認できます

全行程を決定した後は、JALに電話をして無事に予約をいれることができました。

4. 結局いくら掛かったのか

8年くらい前の話で、記憶/記録が正確には残っていないのですが、4大陸ビジネスクラス(780,400円)×2人分+諸費用2人分、これに加えて各地での宿泊代や観光代をすべて含めて約250万円だったと記憶しています。

航空券だけでいえば、諸費用含めて一人90万円以下には収まっていたと思います。

これを高いとみるか、安いとみるか、妥当と見るか、感じ方や価値観はひとそれぞれだと思いますが、2週間という期間にわたって13本のビジネスクラスに乗り、マチュピチュ、イースター島にも行け、そして新婚旅行という位置づけでの旅であり、個人的には、価格に見合う(見合って余りある)経験になったかなと思います。

実際に8年くらいの月日が経ちますが、いまでも非常にいい思い出として残っています

5. おわりに(おまけ)

この旅において、少しだけイレギュラーなことが起きました。
それらについて紹介します。

5.1 JALから、経路変更の打診の電話

一つ目は、出発数日前にJALから電話が掛かってきて、以下の行程についてヘルシンキ経由にしてもらえないか? というもの。

どういうことかと思ってよくよく話をきいてみると、ロンドンを最終目的地とする人がキャンセル待ちをしているようで、ロンドンが最終目的地ではない(ただの乗り換え経由地である)自分に、「ヘルシンキ経由でローマに行ってもらえないか」という打診だとのこと。

まあ確かにロンドンによる必要性はないので譲ってあげてもいいのだど、そもそもなぜ(ヘルシンキ経由ではなく)ロンドン経由にしていたかというと、ロンドン便のほうがヘルシンキ便よりビジネスクラスのシートがいいんですよね。 セコイ

さらには、出発空港が羽田から成田に変わってしまい若干不便になることもあってロンドン便のほうがよかったのだけど、全体のルート決定に際してはJALの方にいろいろお世話になったし、お譲りすることにしました。

 

5.2 国内交通費の返却

いよいよ出発当日、成田空港へ。

JALのチェックインカウンターに向かうと、JAL側の要請によって便を変更したことがきちんと連携されている(データとして残っている)ようで丁寧にお礼を言っていただきました。

さらにはなんと、交通費として6,200円をいただきました

JAL側の都合で出発空港が羽田→成田と変更になったので、規定として羽田→成田のリムジンバスの価格(当時の片道価格3,100円×二人分)とのことです。

自宅の所在地や、実際に掛かった交通費に関係なくこの値段になるようです。

まったく期待していなかった&実際は3,100円も追加で掛かったわけではないので、ラッキーでした。

5.3 復路がファーストクラスにアップグレードされた!

大きなトラブルも無く無事に世界一周を堪能し、ついに最後のシカゴ→東京便の搭乗に。

ここでなんと、ビジネスクラスからファーストクラスにアップグレードしていただきました!

往路のロンドン便を譲ったのが奏功したのか、真相はわかりませんが、新婚旅行最後のフライトをファーストクラスで締めくくれるなんて、最高の機会となりました。

6. 終わりに

ビジネスクラスでの世界一周体験、非常に有意義なものとなりました。

航空運賃が高止まりする中、幸いこの世界一周航空券の運賃は特に値上がりしていないようなので、非常に利用価値の高い航空券だと思います。

またいつか、世界一周の旅に出てみたいものです

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