目次
1. スコアレポートが返ってきた
先日受けてみたオンラインでの英語スピーキング試験、E-CATのスコアレポートが返ってきました。
この試験は初級者から中~上級者を対象とした試験であり、仮に100点満点を取っても、CEFRのB2(上から三番目)、英検換算では準1級~1級の間に該当するということなので、満点もしくは満点に近い点数を期待したいところです。
といっても試験中、ちょっとうまくいかなかったかなという箇所もあったので、満点は出ないかななどと考えつつ、メールの案内に従ってサイトにログインをし、スコアレポートを確認
2. 満点ならず
スコアレポートはこのような感じで返ってきました。
おお、99点。
試験の基準が高くないとは言え、あの程度で99点が取れてしまうのかというのが正直な感想です。
というのも、自分の発音や語彙力はネイティブのそれにはまだまだ程遠いので、そういう観点で、これでも99点とれちゃうのかというのが印象です。
まあ、E-CATが定める基準、求める基準としては99点をあげますよということなのでしょう。
その発音だって、5.0点(満点)が取れちゃっているし。絶対そんなことないんだけどな。。
いまだに、sixとsixthとか、carsとcardsとか、yearとearをちゃんと区別して発音できないし.
せっかくなのでレポートをひとつひとつちゃんと見てみました
2.1 Linguistic Accuracy:言語的正確性 (4.9点)
さらに、項目ごとに数行でレポートが(英語で)書いてありました。
日本語に直すと、書いてある内容はこんな感じでしょうか。
「様々な文型や動詞の時制を使って、様々なトピックについて表現できています。時折ミスをすることもありますが、一般的に誤解を招くことはありません」
時々ミスね。はい、おっしゃるとおりで十分に自覚はしています。
ミスが有っても4.9点もくれるのか。ありがたい。
2.2 Verbal Fluency:言葉の流暢さ (5.0点)
「発音や抑揚は明確で、聞き手はあなたが言うことを100%理解できます。非ネイティブアクセントがあるかもしれませんが問題なく理解できます。アクセントの位置も正しいです。正しい間と自然な抑揚で文章を読めています」
ほんまかいなー。。
受験時の自分の回答音声を聞くことができるので聞いてみたけど、決してそんな感じではないんだけどな。5.0点、ありがとうございます。
自分の回答音声を聞けるのはいいですね。このテストの利点の一つだと思います
聞くのはすごい恥ずかしいし、聞くと、「うわー、こんなに下手なのか」と思うこと必至だけど、受験をした人は聞いてみるといいと思います。
2.3 Vocabulary Range:語彙力 (4.9点)
「予期せぬ状況を説明するのに十分な語彙を持っていて、アイデアや問題のメインポイントを説明することができ、要約や文化的なトピックについては自分の想いを表現することができます。常に正確な言葉を使えているわけではなく、時として戸惑いも見られました。語彙力の制限が、繰り返しをもたらせていました」
予期せぬ状況っていうのは、写真やシチュエーションを与えられて、30秒とか1分という短時間でそれを説明したり自分の意見を述べないといけない状況があったので、その問題でここの点数を図っているんでしょうね。
前回記事にも書いたけど、あれは英語以前に日本語でも難しいよ。。
後半にちょっと厳しめのことも書かれているけど、はい、これもその通りです。
自分の知ってる単語を繰り返し使っちゃうよね。
録音を聞いても確かにそうでした。4.9点なんてくれなくていいのに。
以前知り合いのアメリカ人が、一つの会話、文章の中で同じことを違う単語で表現することはよくあると言っていたけど、やっぱりそのほうがいいのかな。
2.4 Content:表現力 (5.0点)
「すべての質問に論理的に、整理して回答できていました。適切な例や比較を提示し、アイデア間の効果的な行き来をしていました」
この例や比較をひねり出すのが大変なのよ。。(繰り返しですが日本語でも)。
うまくひねり出せていたのか、5.0点、ありがとうございます
3. 学習法のアドバイスがあった
スコアレポートがもう1枚あり、各項目についての勉強法アドバイスが書いてありました。
3.1 Linguistic Accuracy:言語的正確性
「英語力向上のためには、発音ミスを修正する必要があります。効果的な学習方法は、明確に話すネイティブスピーカーの真似をすることです。英語を読むときは声に出して読むことも効果的です」
うん、まあそりゃそうですね。
両方すでに取り入れている学習法ですが、間違っていなかったようでよかった。
3.2 Verbal Fluency:言葉の流暢さ
「英語の超上級者でも常にに表現方法を上達させています。常に新しい表現やイディオムを学習し突け、英語をさらに上達させましょう。身に着けた新しい表現をどんどん使ってみましょう」
これもまあ、普段から意識していることですね。
新しい表現を覚えるとすぐに使ってみたくなるタイプです。
3.3 Vocabulary Range:語彙力
「語彙を増やす速度を高めるために、しゃべる練習は続けましょう。イディオムとか短文を覚えて話すも効果的です」
このしゃべる練習(機会の創出)っていうのが曲者なんだよなー。
聞く方の機会は自分でいくらでも創出できるのだけど。
英会話教室とかオンライン英会話を使わないとなかなか「会話」ってできないので、どうしても「話す」機会が限定されがちです。
ただ幸いにも、最近仕事で定期的に話す機会が増えてきているので、OJTでいこうかと思います
3.4 Content:表現力
すでに十分できているということで、具体的なアドバイスは記載されていませんでした。
ただ、Keep up the good work と。
はい、頑張ります。
4. まとめ
前回記事と合わせて、E-CATという試験がどのようなものなのか、受けたみた感想や対策、スコアレポートについて記載しました。
TOEIC満点ホルダーが受けたら、E-CAT満点を取れるのか?と満点取得を目指してみましたが、あっけなく撃沈しました
試験自体は、オンラインでかつ、比較的安価に受験できる、ある程度具体的なアドバイスがもらえるという点では一定のメリットはある試験だと思います。
一方で、英語力以前の能力(ぱっと想像する力など)が必要とされたり、対象が上級者を想定していないことなどから、万人向けに純粋に英語の能力を図る試験としては十分でないように感じたところもあります。
豊富に用意されている練習問題や試験方式を確認して、自分に合う内容だと思う場合は受験してみてもよいのではないでしょうか。